12cmトールボーイ型スピーカの製作
8cmのダブルバスレフスピーカを作ってから、その音の良さに魅了され、ますますオーディオに興味が湧いてきたため、早くも次のスピーカを作りたいと思い、調べてみると、こんどはこの設計が気に入りました。
大橋氏設計のTQWTスピーカ
小型のユニットでも十分な低域の再生能力を持っていて、作りやすいし、説明も非常に親切なサイトです。
※自分ではまともな設計をする自信が無い為、必然的に一般に公開されている設計の中から選ぶことになります
ホームセンターに行って切ってもらいました。 切断誤差は0.5mmぐらいで、かなり綺麗に切ってくれました。これでうまく組みあがらないといいわけできません
毎日、一時間ぐらいの作業で少しづつ組み上げていきました。
吸音材を入れ最後の側板を接着したあとは、カンナかけと表面のヤスリかけをします。
ヤッホー! 塗装はまだですが、音出しができました。まずは無難な音で、その後6時間もCDをとっかえひっかえ聴いていました。 イメージでは、共鳴管だけにいやな箱鳴きのような音が出るかもしれないと覚悟していたのですが、やっぱり設計が良いのでしょうね。ほとんど感じられません。吸音材もセオリー通りに入れてますが、後から調整できるのもこのスピーカの設計のいい所です。
写真は以前に作った8cmダブルバスレフを上に載せて聞き比べの図。 8cmはデジタルアンプでスーパーウーファーと組み合わせで、今回のTQWTはアナログアンプで鳴らしています。前作とは同じメーカーで同系列のスピーカユニットなのですが、かなり違いがあります。音像の定位のシャープさは8cmが良いですが、なぜかスピーカの外側の広がり感がTQWTの方がかなり広いです。(原因はよくわからないですが...) 低域の伸びも良くて、通常の音楽ならスーパーウーァーは不要です。8cmとスーパーウーファーに聞きなれていたせいか、100から200Hzぐらいの処にちょっとピークがあるような気がしますが、反対に8cmの方にディップがあったのかもしれません。
まだまだこれからエージングの段階なので印象も変わって行くとは思いますが、しばらく使い込んでから吸音材も調整してみたいと思います。 このTQWTスピーカなら大編成の交響曲も聞く気になるかもしれません。
設計者の大橋氏に感謝!